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顎関節症は顎の関節や周囲の組織に現れる痛みや障害です。
これらの総称を医学的に顎関節症と呼んでいます。
主な症状は、「顎が痛い」 「口が開かない、開けにくい」 「顎関節の雑音」 などがあります。顎関節症の多くは常時痛むことは少なく、顎を動かしたときの症状が大半で、口を開けるとき「顎が曲がる」など顎や関節の運動障害が見られます。
原因は噛み合わせ(かみ合わせ)など様々で、それぞれにあった治療方法が必要です。顎関節症は痛みが少ないため放置しがちです。痛みがないからといって放置すると外科手術することもあるため注意しましょう。原因となる虫歯、治療途中の歯、合わなくなったり磨り減った金属やプラスチックをとりかえるなどの治療が必要です。抜いた歯を放置せず、ブリッジや義歯、インプラントを入れましょう。歯の治療は最も基本的なことです。
虫歯などを放置することによって、噛めないところを避け、噛めるところで噛もうとする悪い噛み合わせ(かみ合わせ)や噛み癖がつきます。一度噛み癖が付くと筋肉のバランスがずれてしまい、左右対称ではなくなります。顎関節症に見られる現象として筋肉を使う方向に顎が移動しズレが生じます。その分顎関節に負担がかかります。
噛み癖が付く前に左右のバランスを整える治療を受けることが望ましいでしょう。 |
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●噛み合わせだけが原因ではない
かつては顎関節症の原因は噛み合わせの異常にあると言われていましたが、現在では顎関節症の原因となる因子はいくつかあり、それらが積み重なってある耐久限界を超えたときに発症する・・・と言われています。但し、なりにくい人、なりやすい人がいて耐久限界にも個人差があります。くいしばりや歯ぎしり偏咀嚼などの生活習慣の中の要因の積み重ねが "その人の" 耐久限界を超えたときに発症する、ということになるでしょうか。 |
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●顎関節症の様々な原因
- ブラキシズム
「くいしばり」「歯ぎしり」「歯をカチカチならす」などのことをブラキシズムといい、筋肉を緊張させて顎関節に過度の負担をかけダメージを与える。最も大きな原因と言われてます。
- ストレス
仕事や家庭、人間関係などのストレス、その他精神的な緊張は、筋肉を緊張させてくいしばりを起したり、夜間の歯ぎしりを起したりと、ブラキシズムに影響します。
- 偏咀嚼
左右どちらか一方でばかり噛む癖を偏咀嚼といい、片側だけに多くの負担をかけることになり、発症の原因になります。
- 顎や筋肉に負担をかける癖や習慣
うつ伏せ寝、頬杖をつく癖、あごの下に電話をはさむ、猫背の姿勢など。
- 悪い噛み合わせ
噛みあわせについては様々論議があり、現在では多くの原因の中の一つと考えられ、偏咀嚼やブラキシズムの原因として関連していると言われています。
(不良な歯列矯正や歯科治療により噛みあわせの悪さを招くこともある)
- その他
歯の治療などで大きく口を開けたり、顎や頭頸部などを強く打って顎関節や靱帯を損傷したなど。
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