●方法1 入れ歯(義歯)
|
メリット |
|
- 安い費用で作ることができる。
- 治療が比較的簡単。
- 健康な歯を(ブリッジのように)削らなくてもよい。
|
デメリット |
- 金属のバネなどでほかの歯に引っ掛けるので見た目(審美性)が良くない。
- 食品によっては噛むときに外れたりするので食事がしづらい。
- 咀嚼機能が天然歯の30~40%程度にしか回復できない。
- バネを掛けた歯や骨は負担が大きく歯が弱る事がある。
- バネを掛けた歯が虫歯になりやすく、歯茎を痛めやすい。
- 違和感が大きく、発音がしにくくなる場合がある。
- 温度が伝わりにくく、味覚が悪くなる。
- 毎日、何回も取り外して清掃する必要がある。
- 食べ物が入れ歯の隙間に挟まって、口腔内が不潔になりやすい。
- 長期間使っている間にだんだん顎の骨がやせ、入れ歯の適合が悪くなる。
- あわなくなった入れ歯をそのまま使用し続けるとますます顎の骨がやせてくる。
- 頻繁に作り変えなければならない。
|
●方法2 ブリッジ
|
メリット |
|
- 固定式なので、入れ歯のように動いたりせず違和感がない。
- 入れ歯よりよく噛め、見た目もきれい。
- インプラントのような外科手術は必要ない。
|
デメリット |
- 欠損している部分の両側の歯(たとえ健康な歯でも)を大量に削る必要がある。
- 削られた両側の歯は虫歯になりやすい。
- 両側の支台の歯の負担しなければならない力が大きい。
- 支台歯の寿命を縮めてしまう。
- 支台となるしっかりした歯が両側にないと作製できない。
- 欠損歯の数が多かったり、最奥歯がない場合はできない。
- 途中でインプラント等ほかの治療法に変えたとしても、一旦削ってしまった健康な歯は元には戻せない。
- 歯の抜けた部分の骨が次第にやせていき、ブリッジとの間に隙間ができやすくなる。
|
●方法3 インプラント
|
メリット |
|
- インプラントと骨が結合するので、非常に自然の歯に近い。
- 自分の歯と同じような感覚で硬いものでも噛むことができる。
- 口の中の事を忘れてしまう程違和感がなく発音障害がない。
- 入れ歯やブリッジと違い、ほかの健全な歯に全く負担を掛けない。
- インプラントが適度な咬合力を受け、その刺激が顎の骨に伝わるため顎骨の吸収は極めて少なく、長期間に亘り顎骨の健康が維持できる。
- 適切に手入れすれば、入れ歯やブリッジよりはるかに長持ちする。
- 1本の欠損歯から総入れ歯まで、適用範囲が広い。
|
デメリット |
- 保険が利かないため、治療費が高額。
- 治療期間が長い。(1ヵ月半~数ヶ月)
- 外科手術が必要であるため、重篤な全身疾患がある人はできない。
- 長持ちさせるには、十分な口腔衛生の管理と定期検査が必要。
|